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今回は「8分音符でのアクセント」について解説します。
長くなりますので3回に分けてお話しします。
今回は第1回「8分音符アクセント基本編」です。
第2回目は
第3回目は
です。
アクセントとは
アクセントとは、その音符を強く演奏することです。
音符にアクセントをつけることで音に抑揚をつけたりスピード感をもたせたりすることができます。
アクセントの記号はこれです
↓
>
この記号がついている音は大きく叩きます。
8分音符でのアクセント
今回は基本的な8分音符でのアクセントを4つ紹介します。
4つのアクセント基本形
8分音符を4つ叩いた時のそれぞれの音にアクセントをつけていきます。
- 4つの8分音符のうちの1つ目にアクセントをつけます。
2. 4つの8分音符のうちの2つ目にアクセントをつけます。
3. 4つの8分音符のうちの3つ目にアクセントをつけます。
4. 4つの8分音符のうちの4つ目にアクセントをつけます。
この4つが8分音符アクセントの基本形です。
次に上記のそれぞれのアクセントを解説していきますが、その前にシングルストロークについてのおさらいです。
4つのシングルストローク
前回の記事で4つのシングルストロークについて説明しました。
↓
4つのシングルストロークとは
1. ダウンストローク
2. アップストローク
3. タップストローク
4. フルストローク
の4つです。
復習すると
1. ダウンストローク→ 高い位置から叩いて低い位置で止めるストローク。
大きな音を出して次に小さな音を出す時に使います。
2. アップストローク→ 低い位置から叩いて高い位置で止めるストローク。
小さな音を出して次に大きな音を出す時に使います。
3. タップストローク→ 低い位置から叩いて低い位置で止めるストローク。
小さな音を出して次にまた小さな音を出す時に使います。
4. フルストローク→ 高い位置から叩いて高い位置で止めるストローク。
大きな音を出して次にまた大きな音を出す時に使います。
アクセントをつける時にこの4つのストロークをうまく使い分けることによってスムーズで合理的な演奏をすることができます。
4つのストロークをアクセントに利用
次にこの4つのストロークをどのようにアクセントの時に使うのかその方法について説明します。
まず4つのストロークの記号はこちらです。
覚えておいてください。
ダウンストローク = D ( Down )
アップストローク = U ( Up )
タップストローク = T ( Tap )
フルストローク = F ( Full )
R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)
1. 8分音符4つのうちの1つ目にアクセントを入れたフレーズ
・1打目のアクセントは大きな音を出すストロークなのでまず右手でダウンストローク
( D )です。右手で叩く次の3打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・左手はずっと小さい音を叩いていますので2打目はタップストローク( T ) です。
↓
・3打目は右手で小さい音を叩き、そのあと次のアクセントを叩く準備のために高い位置で止めてセットアップします。つまりアップストローク( U )です。
↓
・4打目の左手は2打目と同じでずっと小さい音を叩いていますのでタップストローク
( T ) です。
↓
・5打目〜8打目は1打目〜4打目の繰り返しです。
つまり、1つ目にアクセントを入れるフレーズでは
ダウンストローク( D ) → タップストローク( T ) → アップストローク( U ) → タップストローク( T ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
2. 8分音符4つのうちの2つ目にアクセントを入れたフレーズ
・右手はずっと小さい音を叩いていますので1打目はタップストローク( T ) です。
↓
・2打目の左手はアクセントで大きな音を出すストロークなのでダウンストローク( D )です。左手で叩く次の4打目の音が小さい音なのでそれに備えて低い位置で止めます。
↓
・3打目の右手は1打目と同じでずっと小さい音を叩いていますのでタップストローク
( T ) です。
↓
・4打目は左手で小さい音を叩いたあと次の6打目のアクセントを叩く準備のために高い位置で止めてセットアップします。つまりアップストローク( U )です。
↓
・5打目〜8打目は1打目〜4打目の繰り返しです。
つまり、2つ目にアクセントを入れたフレーズでは
タップストローク( T ) → ダウンストローク( D ) → タップストローク( T ) → アップストローク( U ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
3. 8分音符4つのうちの3つ目にアクセントを入れたフレーズ
・1打目は右手で小さい音を叩いたあと次の3打目のアクセントを叩く準備のために高い位置で止めてセットアップします。つまりアップストローク( U )です。
↓
・左手はずっと小さい音を叩いていますので2打目はタップストローク( T ) です。
↓
・3打目の右手アクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク( D )です。右手で叩く次の5打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・4打目の左手は2打目と同じでずっと小さい音を叩いていますのでタップストローク
( T ) です。
↓
・5打目〜8打目は1打目〜4打目の繰り返しです。
つまり、3つ目にアクセントを入れたフレーズでは
アップストローク( U ) → タップストローク( T )→ダウンストローク( D ) → タップストローク( T ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
4. 8分音符4つのうちの4つ目にアクセントを入れたフレーズ
・右手はずっと小さい音を叩いていますので1打目はタップストローク( T ) です。
↓
・2打目は左手で小さい音を叩きます。そして次の4打目のアクセントを叩く準備のために高い位置で止めてセットアップします。つまりアップストローク( U )です。
↓
・3打目の右手は1打目と同じでずっと小さい音を叩いていますのでタップストローク( T ) です。
↓
・4打目の左手はアクセントで大きな音を出すストロークなのでダウンストローク( D )です。左手で叩く次の6打目の音が小さい音なので低い位置で止めてその準備をします。
↓
・5打目〜8打目は1打目〜4打目の繰り返しです。
つまり、4つ目にアクセントを入れたフレーズでは
タップストローク( T ) → アップストローク( U ) →タップストローク( T ) → ダウンストローク( D ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
まとめ
アクセントをつけるときにダウン・アップ・タップ・フルの4つのストロークをしっかり意識して演奏することは大切です。
最初は戸惑うかと思いますが、初心者のうちからしっかりとストロークを使ったアクセントをマスターしておくと後になってとても役に立ちます。
今回は第1回「8分音符アクセント基本編」でした。
第2回目
第3回目の
をぜひみてくださいね。
ワンステップ上へのドラム上達を目指して地道に頑張りましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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