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8ビートや16ビートが少し叩けるようになったらもう少しいろんなリズムやフレーズを叩きたくなりますよね。そしていろんな練習方法やテクニックにも興味が湧いてくると思います。
そんな声にお応えして今回は「シングルパラディドル」について解説します。
パラディドルとは
シングルパラディドルについて説明する前にまずパラディドルについてお話したいと思います。
パラディドルとはドラムの奏法のひとつで、シングルストローク(1つ打ち)とダブルストローク(2つ打ち)を組み合わせて叩く叩き方です。
ダブルストロークについてはこちらの記事を参考にどうぞ→ダブルストローク
シングルストロークについてはこちらの記事を参考にどうぞ→シングルストローク
「パラ」とは「右左」とか「左右」とか右手と左手を交互に叩くシングルストロークの奏法です。
「ディドル」とは「右右」とか「左左」とか右手または左手を続けて2回叩くダブルストロークの奏法です。
4つのパラディドル
パラディドルとはシングルストローク(1つ打ち)とダブルストローク(2つ打ち)の組み合わせ、つまり「パラ」と「ディドル」の組み合わせでできていますが、大きく分けるとその組み合わせによって4種類のパラディドルが成立します。
以下、その4種類のパラディドルを説明します。
1. シングルパラディドル
シングルパラディドルとは「パラ」と「ディドル」を1回づつ叩く奏法のことです。
手順は右・左・右・右 / 左・右・左・左 となります。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
2. ダブルパラディドル
ダブルパラディドルとは「パラ」を2回(ダブル)と「ディドル」を1回叩く奏法です。
手順は右・左・右・左・右・右 / 左・右・左・右・左・左 となります。
ダブルパラディドルは6つの音でひとかたまりになりますので、3連符や6連符で演奏されることが多いです。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
3. トリプルパラディドル
トリプルパラディドルとは「パラ」を3回(トリプル)と「ディドル」を1回叩く奏法です。
手順は右・左・右・左 / 右・左・右・右 / 左・右・左・右 / 左・右・左・左 となります。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
4. パラディドルディドル
パラディドルディドルとは「パラ」を1回と「ディドル」を2回叩く奏法です。
手順は右・左・右 / 右・左・ 左 / 右・左・右 / 右・左・ 左 となります。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
シングルパラディドル
そして上記の4種類のうち、今回はシングルパラディドルについて説明したいと思います。
先ほども説明しましたがシングルパラディドルとは「パラ」と「ディドル」を1回づつ叩く奏法のことです。
手順は右・左・右・右 / 左・右・左・左 となります。
この手順が基本形です。
この基本形を特に「スタンダード」といいますが、その他にも「パラ」と「ディドル」の組み合わせで4種類のシングルパラディドルができます。
4種類それぞれに名前がついています。
- スタンダード
- リバース
- ディレイド
- インワード
それでは4つのパターンを1つずつ紹介します。
1. スタンダード
手順は「右・左・右・右 / 左・右・左・左」です。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
動画にもしましたので参考にしてください
↓
2. リバース
手順は「右・右 ・左・右 / 左・左 ・右・左」です。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
動画にもしましたので参考にしてください
↓
シングルパラディドル/リバースの動画
3. ディレイド
手順は「右・左・右・左 / 左・右・左・右」です。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
動画にもしましたので参考にしてください
↓
4. インワード
手順は「右・左・左・右 / 左・右・右・左 」です。
楽譜にするとこうなります
↓
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
動画にもしましたので参考にしてください
↓
シングルパラディドル/インワードの動画
シングルパラディドルにアクセントをつける
ここまで4種類のシングルパラディドルについて説明しましたが、つぎにシングルパラディドルにアクセントをつけるやり方について説明したいと思います。
ちなみにその音だけを大きく叩くことを “アクセントをつける” といい、その音符の上に > という記号を書いてあらわします。
実戦では「パラ」の1つ目の音、言い換えると「ディドル」の次の音にアクセントをつけます。
アクセント
アクセントについてはこちらの記事を参考にしてください
シングルパラディドルでアクセントをつける時にとても大事なのはストロークの仕方です。
4種類のストローク
以前の記事で4種類のストロークについて説明しましたのでこちらも参考にしてください
4種類のシングルストロークをうまく使うことによってスムーズに腕や手首を動かすことが出来、とても軽快なドラミングをすることができます。
4種類のシングルストロークについて簡単に説明します。
4種類のシングルストロークとは
1. ダウンストローク
2. アップストローク
3. タップストローク
4. フルストローク
の4つです。
復習すると
1. ダウンストローク→ 高い位置から叩いて低い位置で止めるストローク。
大きな音を出して次に小さな音を出す時に使います。
基本はアクセントをつける時に使います。
2. アップストローク→ 低い位置から叩いて高い位置で止めるストローク。
小さな音を出して次に大きな音を出す時に使います。
3. <strongタップストローク→ 低い位置から叩いて低い位置で止めるストローク。
小さな音を出して次にまた小さな音を出す時に使います。
4. フルストローク→ 高い位置から叩いて高い位置で止めるストローク。
大きな音を出して次にまた大きな音を出す時に使います。
基本はアクセントをつける時に使います。
アクセントをつける時にこの4つのストロークをうまく使い分けることによってスムーズで合理的な演奏をすることができます。
4つのストロークをアクセントに利用
次にこの4種類のストロークをどのようにシングルパラディドルのアクセントに使うのかその方法について説明します。
まず4つのストロークの記号はこちらです。
覚えておいてください。
ダウンストローク = D ( Down )
アップストローク = U ( Up )
タップストローク = T ( Tap )
フルストローク = F ( Full )
それでは4種類のシングルパラディドルそれぞれにアクセントをつけていきます。
基本は「パラ」の1つ目の音、言い換えると「ディドル」の次の音にアクセントをつけます。
そして、ダウンストローク・アップストローク・タップストローク・フルストローク(今回シングルパラディドルでは使いませんが)のストロークをうまく使ってアクセントをつけます。
1. スタンダード(右・左・右・右 / 左・右・左・左)
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)、
D = ダウンストローク、U = アップストローク、T = タップストローク、> = アクセント(その音だけ大きく)
・1打目右手のアクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。右手で叩く次の3打目の音が小さい音なので低い位置で止めて準備をします。
↓
・2打目の左手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次に叩く5打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり2打目の左手はアップストローク(U)です。
↓
・3打目と4打目は右手で小さい音を2回続けて叩きます。つまり3打目と4打目はタップストローク(T)です。
↓
・5打目のアクセントは大きな音を出すストロークなのでまず左手でダウン>ストローク
( D )です。左手で叩く次の7打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・6打目の右手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次の小節の1打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり6打目の右手はアップストローク(U)です。
↓
・7打目と8打目は右手で小さい音を2回続けて叩きます。つまり3打目と4打目はタップストローク(T)です。
つまりシングルパラディドルのスタンダードの手順でのストロークの流れは
ダウンストローク( D ) → アップストローク( U ) → タップストローク( T )→ タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U ) → タップストローク( T )→ タップストローク( T )となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
2. リバース( 右・右 ・左・右 / 左・左 ・右・左 )
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
D = ダウンストローク、U = アップストローク、T = タップストローク、> = アクセント(その音だけ大きく)
・1打目と2打目は右手で小さい音を2回続けて叩きます。1打目と2打目はタップストローク(T)です。
↓
・3打目左手のアクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。左手で叩く次の5打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・4打目の右手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次の7打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり4打目の右手はアップストローク(U)です。
↓
・5打目と6打目は左手で小さい音を2回続けて叩きます。5打目と6打目はタップストローク(T)です。
↓
・7打目右手のアクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。右手で叩く次の小節の1打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・8打目の左手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次に叩く次の小節3打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり8打目の左手はアップストローク(U)です。
つまりシングルパラディドルのリバースの手順でのストロークの流れは
タップストローク( T )→ タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U ) → タップストローク( T )→ タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
3. ディレイド( 右・左・右・左 / 左・右・左・右 )
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
D = ダウンストローク、U = アップストローク、T = タップストローク、> = アクセント(その音だけ大きく)
・1打目右手は小さい音で叩いて右手の次の音の3打目も小さな音で叩くのでタップストローク(T)です。
↓
・2打目左手のアクセントは大きな音を出ストロークなのでダウンストローク
( D )です。左手で叩く次の4打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・3打目の左手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次に叩く6打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり3打目左手はアップストローク(U)です。
↓
・4打目と5打目は左手で小さい音を2回続けて叩きます。4打目と5打目はタップストローク(T)です。
↓
・6打目の右手アクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。右手で叩く次の8打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・7打目の左手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次の小節2打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり7打目の左手はアップストローク(U)です。
↓
8打目左手は小さい音でそして次の小節1打目の左手も小さな音なのでタップストローク(T)です。
つまりシングルパラディドルのディレイドの手順でのストロークの流れは
タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U ) →タップストローク( T )→ タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U )→ タップストローク( T )→となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
シングルパラディドル/ディレイド(アクセントあり)の動画
4. インワード( 右・左・左・右 / 左・右・右・左 )
R = 右手(Right Hand)、L = 左手(Left Hand)
D = ダウンストローク、U = アップストローク、T = タップストローク、> = アクセント(その音だけ大きく)
・1打目の右手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次に叩く4打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり1打目右手はアップストローク(U)です。
↓
・2打目と3打目は左手で小さい音を2回続けて叩きます。2打目と3打目はタップストローク(T)です。
↓
・4打目の右手アクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。右手で叩く次の6打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
↓
・5打目の左手はアクセントではないので小さな音で叩きますが、次の8打目のアクセントの準備のために叩いたあと高い位置で止めます。つまり5打目の左手はアップストローク(U)です。
↓
・6打目と7打目は右手で小さい音を2回続けて叩きます。6打目と7打目はタップストローク(T)です。
↓
・8打目左手のアクセントは大きな音を出すストロークなのでダウンストローク
( D )です。左手で叩く次の小節2打目の音が小さい音なので低い位置で止めます。
つまりシングルパラディドルのインワードの手順でのストロークの流れは
アップ<ストローク( U ) → タップストローク( T )→ タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) → アップストローク( U )→ タップストローク( T )→タップストローク( T )→ ダウンストローク( D ) となります。
動画にしてみましたので参考にしてください。
↓
シングルパラディドル/インワード(アクセントあり)の動画
まとめ
今回シングルパラディドルの話はいかがだったでしょうか?
少し難易度高いかなと思った人もいるかもしれませんが、ドラマーとしては必ず通らなくてはならないテクニックです。
最初はアクセントなしで練習して、それからアクセントをつけて練習するようにしましょう。
そしてアクセントが入れられるようになったら、今回解説したのとは違う場所にアクセントを入れてみたりしていろいろ自分なりに研究してみるのも楽しいです。
シングルパラディドルは実戦的にもいろんな場面で使えるテクニックです。
根気よく練習してマスターしましょう!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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