手足のコンビネーション練習[3連符]/第3回(全4回)シャッフルビート(ハイハット)のフィルインに応用

3連符

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エイトビートや16ビートが少し叩けるようになったらもう少しいろんなフレーズやテクニックを知りたくなりますよね。

そんな声にお応えして今回は手足を使った3連符のコンビネーションについての第3回目です。

ドラムの演奏で手足のコンビネーションは大切です。

手足を自由自在に操れるようになることはドラム上達に欠かせないテクニックです。

今回は手足を使った3連符のコンビネーションについての説明を4回に分けて紹介します。

3連符についてはこちらの記事を参考にどうぞ

3連符と3連符のアクセント

そして今回は3連符のコンビネーション第3回目です。

第1回目はスネアドラムとベースドラムを使ったコンビネーション

第2回目はスネアドラム&タムタムとベースドラムを使ったコンビネーション

今回の第3回目と次回の第4回目はシャッフルリズムのフィルインでコンビネーションを使うやり方についてです。

手足のコンビネーションとは

基本的にドラムは左右両手でスネアドラムやタムタムやシンバルなどを叩き、右足でベースドラム、左足でハイハットをプレイします(右利きの場合です)。

うまい人の演奏を見ていると「手足がバラバラに動いて凄いな」と思ったことがあると思います。

しかし手足がバラバラに動いているように見えてもそれは手足の組み合わせをうまく使っているのです。

なので手足の組み合わせ(コンビネーション)をうまく使って手足を自由自在に動かせるようになることは非常に大切なことです。

手足のコンビネーションをしっかりマスターして軽やかで自由自在なプレイが出来るよう頑張りましょう!

3連符での手足のコンビネーション練習-5つのパターン

第1回目と第2回目で3連符での手足のコンビネーションのパターンを5つ紹介しました。

そして今回はその実戦編です。

第1回目と第2回目ではスネアドラムやタムタムとベースドラムでのシンプルなコンビネーション練習でした。

そして今回の第3回目と次回の第4回目はシャッフルビートでのフィルインにコンビネーションを応用する練習になります。

即実戦で使えるフレーズを紹介します。

まずコンビネーション基本形の復習です。

基本形は

手=スネアドラムタムタム

右足=ベースドラム

を使ったシンプルな5つの形です。

以下がコンビネーションの5つの基本形です。

1. 手・手・右足 の1拍パターンです。

2. 手・右足・手 の1拍パターンです。

3. 右足・手・手 の1拍パターンです。

4. 手・右足・手 / 右足・手・右足の2拍パターンです。

5.足・手・右足 / 手・右足・手 の2拍パターンです。

そして今回は上記の3連符コンビネーションの基本形をシャッフルビートのフィルインに応用する練習です。

シャッフルビート

それではシャッフルビートとはどんなリズムでしょうか。

もしかしたらあまりなじみのないリズムかもしれませんが、聴いてみるとよく使われているリズムですので聞いたことがあると思います。

シャッフルビートとは3連符を基調としたリズムになります。

3連符については以前の記事で紹介していますのでこちらも参考にしてください。

3連符

簡単に説明すると、3連符とは1拍を3等分した長さの音符のことです。

そしてシャッフルビートとは3連符の3つの音のうち1つ目の音と3つ目のを基調としたリズムです。

跳ねるリズムともいえますね。

楽譜にするとこうなります

 シャッフルリズムではハイハットやライドシンバルでこのリズムを叩きます。

シャッフルビートについてのもっと詳しい説明はこちらの記事をぜひ参考にしてください→シャッフルビート

手足のコンビネーションを使ったシャッフルビート5つのパターン

それではこれからシャッフルビートを使ったコンビネーション練習を紹介しますが、その前に少し補足説明を。

補足説明
補足① フィルイン

これから紹介するパータンにフィルインが出て来ます。
フィルイン( Fill-in )とは曲の区切り目に即興的にフレーズを演奏することで、直訳すると「埋める」となりますがドラム用語的に日本語で「おかず」と言われています。

曲調の変わり目などに入れて曲を装飾します。

今回の5つのパターンでは、最後の小節にフィルインを入れていますので参考にしてください。

補足②記譜法

記譜法とは楽譜のどの五線の場所何の楽器が書いてあるかというルールというか決まりごとのことです。

今回の楽譜の記譜法はこちらです。

記譜法
補足③クラッシュシンバルを入れる

パターンの最初とフィルインの後に必ずクラッシュシンバルを入れます。

クラッシュシンバルを入れるやり方はこちらの記事を参考にどうぞ

補足④自分の演奏を確認しながら練習する

できれば録音したり動画に撮ったりして自分の演奏を確認しながら練習することをお勧めします。

それでは5つのパターンを順を追って紹介していきます。

5つのパターン

シャッフルビートを使った3連符の手足のコンビネーション練習です。

今回はハイハットシンバルでのシャッフルビートです。

1. パターン1

まず最初に紹介するパターンはベースドラムが1拍目3拍目にきます。2拍目4拍目は休みです。

フィルインは基本形1の応用です。

3連符の1個目と2個目はスネアドラム〜タムタムへと移動します。

そして3連符の3個目はベースドラムをプレイします。

楽譜はこちらです

R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)、F=右足(Foot)

動画にもしましたので参考にどうぞ

 パターン1の動画

*シャッフルビートについても動画で確認してください。

そしてシャッフルビートを叩く時の右手の動きにも注意してください。

動画をみればわかりますがハイハットを叩く時にアップストローク&ダウンストロークを使います。

アップストロークとダウンストロークについてはこちらの記事も参考にしてください。

シングルストロークのフォームと4種類のストローク

2. パターン2

2つ目に紹介するベースドラムパターンは1拍目に4分音符、2拍目は休み、3拍目は3連符の1個目と3個目の8分音符、4拍目は休みです。

フィルインは基本形2の応用です。

3連符の1個目と3個目はスネアドラム〜タムタムへと移動します。

そして3連符の2個目はベースドラムをプレイします。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)、F=右足(Foot)

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン2の動画

3. パターン3

3つ目に紹介するベースドラムパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目の3連符の3個目の8分音符、4拍目は休みです。

フィルインは基本形3の応用です。

3連符の1個目はベースドラムをプレイします。

そして3連符の2個目と3個目はスネアドラム〜タムタムへと移動します。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)、F=右足(Foot)

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン3の動画

4. パターン4

4つ目に紹介するパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目4分音符4拍目は休みです。

フィルインの1拍目と2拍目は基本形4の応用です。

手・足・手/足・手・足 とプレイします。

手はスネア〜タムタムへと移動します。拍のアタマがわからなくならないように気をつけましょう。

3拍目4拍目は一般的なタムまわしです。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)、F=右足(Foot)

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン4の動画

5. パターン5

5つ目に紹介するパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目の3連符の1個目と3個目の8分音符、4拍目は休みです。

フィルインの1拍目と2拍目は基本形5の応用です。

足・手・足/手・足・手 とプレイします。

手はスネア〜タムタムへと移動します。拍のアタマがわからなくならないように気をつけましょう。

3拍目4拍目はタム移動です。手順に注意しましょう。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)、F=右足(Foot)

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン5の動画

まとめ

手足のコンビネーション練習(3連符)の第3回目はいかがでしたか?

手足の組み合わせ(コンビネーション)をうまく使って手足を自由自在に動かせるようになるといろいろな複雑のフレーズも簡単に叩けるようになります。

 手足のコンビネーション、最初は難しいと感じるかもしれませんが根気よく練習してワンステップ上のドラマーを目指しましょう!

本文にも書きましたが、シャッフルビートを叩く時の右手の動きにも注意してください。

動画を見ればわかりますがハイハットを叩く時にアップストローク&ダウンストロークを使います。

アップストロークとダウンストロークについてはこちらの記事も参考にしてください。

シングルストロークのフォームと4種類のストローク

アップ&ダウン奏法をうまく使って軽やかでしなやかな腕の動きを身につけましょう。

今回はハイハットシンバルを使ったシャッフルビートにコンビネーションを応用しました。

次回はライドシンバルを使ったシャッフルビートにコンビネーションを応用する方法を紹介します。どうぞお楽しみに。 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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