5ストローク・ロール(Five Stroke Roll)/実戦フィルイン編

5ストロークロール

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エイトビートや16ビートが少し叩けるようになったらもう少しいろんな技やフレーズも知りたくなりますよね。

そんな声にお応えして今回は5ストローク・ロールの実戦フィルイン編を紹介します。

最初に「5ストローク・ロール基本形」の復習をほんの少しだけしておきます。

5ストローク・ロール(Five Stroke Roll)とは

「5ストローク・ロール (Five Stroke Roll)」とは日本語でいえば「5つ打ち」です。

つまり、5つの音をひとかたまりとしたロールのことです。

ロール(Roll)とは音を続けて叩くことです。

この場合は5つの音を続けて叩くということですね。

手順は 右・右・左・左・右

R=右手、L=左手

または、

左・左・右・右・左

R=右手、L=左手

となります。

5ストローク・ロールの実戦フィルイン編

別の記事で5ストローク・ロールの基本について説明していますのでそちらの記事もぜひ参考にどうぞ

そして今回は、5ストローク・ロールの基本をどのようにして実際の演奏で使うのか、その演奏方法について紹介していきます。

今回はエイトビートのフィルインで5ストローク・ロールを使うやり方を4パターン紹介します。

* 本題に入る前に4つほど補足説明を。

補足説明
補足① フィルイン

これから紹介するパータンにフィルインが出て来ます。
フィルイン( Fill-in )とは曲の区切り目に即興的にフレーズを演奏することで、直訳すると「埋める」となりますがドラム用語的に日本語で「おかず」と言われています。

曲調の変わり目などに入れて曲を装飾します。

今回の4つのパターンでは、最後の小節の3拍目と4拍目に、5ストロークを使ったフィルインを入れていますので参考にしてください。

補足②記譜法

記譜法とは楽譜のどの五線の場所何の楽器が書いてあるかというルールというか決まりごとのことです。

今回の楽譜の記譜法はこちらです。

記譜法
補足③クラッシュシンバルを入れる

パターンの最初とフィルインの後に必ずクラッシュシンバルを入れます。

クラッシュシンバルを入れるやり方はこちらの記事を参考にどうぞ

4つの実戦フィルイン編 (8baet)

それでは実際の演奏での5ストローク・ロールの使い方を解説します。

今回はエイトビートのフィルインで5ストローク・ロールを使うやり方です。

4つのパターンを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

基本編では16分音符で説明しましてが、実戦では32分音符で演奏すると効果的です。

* 基本編で紹介した、16分音符を4つと4分音符1つの5ストローク・ロール

* 実戦編紹介する、32分音符4つと16分音符1つの5ストローク・ロール

1. 5ストローク・ロール実戦編1

1つ目に紹介するフィルインは、スネアドラムで32分音符の5ストローク・ロールをプレイして、そのあと16分音符でタムまわしをするフレーズです。

楽譜はこちらです

R=右手、L=左手

動画にもしましたので参考にしてください

5ストローク・ロール実戦編1の動画

2. 5ストローク・ロール実戦編 2

2つ目に紹介するフィルインは、1打目・2打目・3打目・4打目は32分音符でスネアドラムを叩き、5打目の16分音符はハイハットオープンとベースドラムを同時にプレイします。

楽譜はこちらです

R=右手、L=左手、◯ =ハイハット・オープン

ハイハット・オープンのことはこちらの記事も参考にどうぞ→ハイハット・シンバル

動画にもしましたので参考にしてください

5ストローク・ロール実戦編2の動画

3. 5ストローク・ロール実戦編3

3つ目に紹介するフィルインは、1打目・2打目・3打目・4打目は32分音符でハイハット・クローズを叩き、5打目の16分音符はハイハット・オープンにします。

ハイハット・オープンのことはこちらの記事も参考にどうぞ→ハイハット・シンバル

そしてそのあと、スネアドラムのフラムとベースドラムとのコンビネーションを使ったフレーズをプレイします。

フラム奏法についてはこちらの記事を参考にどうぞ

フラム奏法

また、コンビネーションのフレーズついてはこちらの記事を参考にどうぞ

 コンビネーション

楽譜はこちらです

R=右手、L=左手、l=左手装飾音、F=ベースドラム(Foot)、◯ =ハイハット・オープン

動画にもしましたので参考にしてください

5ストローク・ロール実戦編3の動画

4. 5ストローク・ロール実戦編4

4つ目に紹介するフィルインは、1・2打目はスネアドラムで32分音符、3・4打目は小タムで32分音符で叩き、5打目以降は16分音符でタム移動するフレーズです。

楽譜はこちらです

R=右手、L=左手

動画にもしましたので参考にしてください

5ストローク・ロール実戦編4の動画

まとめ

5ストローク・ロールの実戦フィルイン編はいかがでしたか?

5ストローク・ロールではダブル・ストロークの奏法が必要になります。

ダブル・ストロークの奏法についてはこちらの記事もぜひ参考にしてください

ダブル・ストローク

5ストローク・ロールはダブル・ストロークをマスターする上でもとても重要なテクニックです。

この機会に5ストローク・ロールをぜひマスターしましょう。

普段のフィルインにさりげなく5ストローク・ロールを使うことで、簡単なフレーズも見違えるようなイカしたフィルインにすることができます。

5ストローク・ロールを使いこなせるようになって、ワンステップアップのドラマーを目指しましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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