ロッカバラード

3連符

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エイトビートや16ビートが少し叩けるようになったら、もう少し他のいろんなリズムを知りたくなりますおね。

そんな声にお応えして今回は「ロッカバラード」を紹介します。

 ロッカバラードとは

「ロッカバラード」とはどんなリズムでしょうか。

あまりなじみのない方も多いかもしれませんね。

英語で書くと “Rock a Ballad”となります。

意味は ”バラード的なロック” という感じでしょうか。

バラードと言う言葉の意味についての説明はかなり広義にわたりますので、

ここでは「テンポの遅いゆったりとした曲」と覚えておけばいいと思います。

なのでエイトビートや16ビートでもテンポが遅いゆったりとした曲はバラードといわれます。

「ロッカバラード」という呼び方は日本ではあまり使われることがないかもしれません。

「3連ロック」といったり、ただ単に「サンレン」といったりします。

「スローロック」という時「ロッカバラード」のことを指すこともあります。

3連符とは

今回紹介する「ロッカバラード」とは3連符を基調としたリズムになります。

それでは「3連符」とは何でしょう。

3連符を以前の記事で紹介していますのでこちらも参考にしてください。→3連符

簡単に説明すると、3連符とは1拍を3等分した長さの音符のことです。

1拍の長さは4分音符1つ分の長さです。

4分音符

1拍を2分割すると8分音符になります。

8分音符

1拍を4分割すると16分音符になります。

16分音符

そして1拍を3分割した音の長さが3連符となります。

3連符

*3連符は普通の8分音符と紛らわしいので間違わないように3つの音符を1つにくくって上か下に数字の “3” を書いて3連符を表します。

ロッカバラードはこの3連符のリズムが基調となったリズムです。

ブルースやオールディーズなどでよく使われますね。あとは日本の演歌では使用頻度が高いかもしれません。

8分の12拍子

楽譜にする時に4/4 (4分の4拍子)で書いて、1拍を3連符で表すことが多いですが、12/8 (8分の12拍子)で書かれることも多々あります。

3連符を4/4 (4分の4拍子)で書くとこうなります。

ロッカバラードの楽譜としてはこんな感じです。

また12/8 (8分の12拍子)で書くとこうなります。

ロッカバラードの楽譜としてはこんな感じです。

4/4 (4分の4拍子)とは4分音符が4つで1小節という意味です。

また12/8 (8分の12拍子)とは8分音符が12個で1小節という意味です。

12/8(8分の12拍子)では3連符ではありませんので音符の上に数字は書きません。

ロッカバラード6つのパターン

それではロッカバラードのパターンを6つ紹介します。

まずはハイハットだけで練習しましょう。

楽譜にするとこうなります。

R=右手(Right Hand)

右手または利き手で、ハイハットを閉じて叩きます。

そして2拍目と4拍目にスネアドラムをいれます。

楽譜にするとこうなります。

左手(または利き手じゃない方の手)でスネアドラムを叩きます。

上記の3連符のハイハット&スネアがロッカバラードの基本形です。

そして今回はこの基本形にベースドラムのパターンを6種類紹介します。

ハイハット&スネアドラムの基本形は変わらずでベースドラムのパターンが変わります。

1つずつ紹介していきますがその前に少し補足説明を。

補足説明
補足① フィルイン

これから紹介するパータンにフィルインが出て来ます。
フィルイン( Fill-in )とは曲の区切り目に即興的にフレーズを演奏することで、直訳すると「埋める」となりますがドラム用語的に日本語で「おかず」と言われています。

曲調の変わり目などに入れて曲を装飾します。

今回の6つのパターンでは、最後の小節にフィルインを入れていますので参考にしてください。

補足②記譜法

記譜法とは楽譜のどの五線の場所何の楽器が書いてあるかというルールというか決まりごとのことです。

今回の楽譜の記譜法はこちらです。

記譜法
補足③クラッシュシンバルを入れる

パターンの最初とフィルインの後に必ずクラッシュシンバルを入れます。

クラッシュシンバルを入れるやり方はこちらの記事を参考にどうぞ

補足④自分の演奏を確認しながら練習する

*補足説明④ できれば録音したり動画に撮ったりして自分の演奏を確認しながら練習することをお勧めします。

それでは6つのパターンを順を追って紹介していきます。

1. パターン1

まず最初に紹介するパターンはベースドラムが1拍目3拍目にきます。2拍目4拍目は休みです。

楽譜はこちら

R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

 パターン1の動画

2. パターン2

2つ目に紹介するベースドラムパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目に4分音符、4拍目は休みです。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン2の動画

3. パターン3

3つ目に紹介するベースドラムパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目に4分音符、4拍目の3連符の3個目の8分音符です。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン3の動画

4. パターン4

4つ目に紹介するパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の1個目と3個目の8分音符、3拍目4拍目は休みです。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン4の動画

5. パターン5

5つ目に紹介するパターンは1拍目に4分音符、2拍目の3連符の3個目の8分音符、3拍目の3連符の1個目と3個目の8分音符、4拍目は休みです。

楽譜にするとこうなります。

 R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン5の動画

6. パターン6

6つ目に紹介するパターンは1拍目の3連符の1個目と3個目の8分音符、2拍目は休み、3拍目の3連の1個目と3個目の8分音符、4拍目は休みです。

楽譜にするとこうなります。

R=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand) 

右手ハイハットと右足ベースドラムの合う場所合わない場所をしっかり意識してプレイするのがコツです。

動画にもしましたので参考にどうぞ

  パターン6の動画

 

まとめ

今回は「ロッカバラード」を紹介しました。いかがだったでしょうか?

3連符を使ったリズムは日本人にあまりなじみがないかもしれませんね。

3連符を使いこなせるようになるとドラミングの幅がかなり広がっていきます。

今回のロッカバラードを体得して、ワンステップ上のドラマーを目指しましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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