3連符(Triplet)の6つの基本形

3連符

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エイトビートや16ビートが少し叩けるようになったらもう少しいろんなリズムも知りたくなりますよね。

3連符については以前の記事も参考にしてください→「3連符と3連符のアクセント」

3連符とは

まず3連符とは何かについてお話します。

1拍の長さを細分化します。

① 1拍を1つの音符で表すと4分音符になります

4分音符

② 1拍を2分割すると8分音符が2個になります

8分音符

③ 1拍を4分割すると16分音符が4個になります

16分音符

④ そして、1拍を3分割すると8分音符が3個になります

でもただ8分音符を3個書いただけでは2分割した時の8分音符と紛らわしいので、3つの8分音符を1つにくくって、その上か下に数字の「3」を書きます。

3連符

1拍を均等に3つに分けるという感覚は今までなかったかもしれません。

これを機会に3連符の感覚をしっかり身につけておきましょう。

6つの3連符の基本形

今回は3連符の基本形を6つを紹介します。

*楽譜の記号はR=右手(Right Hand)、L=左手(Left Hand)です。

1. 基本形1

まずは基本中の基本形です。

楽譜はこちら

基本形1の楽譜

3連符は1拍を奇数割りにしているので手順は拍ごとに右手・左手・右手/左手・右手・左手/右手・左手・右手/左手・右手・左手と変わっていきます。

3連符の3つの8分音符が全て均等な長さになるように気を付けます。慣れないうちは3個目の8分音符が長くなりすぎる傾向にありますので注意しましょう。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

基本形1の動画

2. 基本形2

2つ目の形は3連符の3つの音のうち、3つ目を休んだ形です。

つまり3連符の3つの音のうち、1つ目と2つ目の音を叩く形です。

楽譜にするとこうなります。

基本形2の楽譜

手順は右手・左手・休みとなっていますが、前後の関係でいろいろと変わってきますので実戦では臨機応変に対応しましょう。

慣れないうちは8分休符の長さが短くなりがちになるので注意しましょう。

また、必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

タタン/タタン/タタン/タタンと歌いながら叩くといいでしょう。

「タ」が叩く場所で「ン」が休符の場所です。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

基本形2の動画

3. 基本形3

3つ目の形は、3連符の3つの音のうち2つ目の音を休符にした形です。

つまり3連符の3つの音のうち、1つ目と3つ目の音を叩きます。

楽譜にするとこうなります。

基本形3の楽譜

手順は、右手・休み・左手となっていますが、実戦では前後の関係から手順も変わってきます。臨機応変に対応できるように練習しておきましょう。

タンタ/タンタ/タンタ/タンタと歌いながら叩くといいでしょう。

「タ」が叩く場所で「ン」が休符の場所です。

そして必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

基本形3の動画

4. 基本形4

4つ目の形は、3連符の3つの音のうち1つ目を休符にした形です。

つまり3連符の3つの音のうち、2つ目と3つ目の音を叩きます。

楽譜にするとこうなります。

基本形4の楽譜

手順では、休み・左手・右手となっていますが、実戦では前後の関係から手順も変わってきます。臨機応変に対応できるように練習しておきましょう。

1つ目に音がないのは慣れないと少し難しいかもしれません。特にテンポが早くなったときに休符がうまく取れないかもしれません。遅いテンポからじっくりと練習して少しずつ早いテンポにも慣れていくようにしましょう。

そして必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

ンタタ/ンタタ/ンタタ/ンタタ/と歌いながら叩くといいでしょう。

「タ」が叩く場所で「ン」が休符の場所です。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

基本形4の動画

5. 基本形5

5つ目の形は、3連符の3つの音のうち、1つ目と3つ目を休符にした形です。

つまり3連符の3つの音のうち、2つ目だけを叩きます。

楽譜にするとこうなります。

基本形5の楽譜

3連符の1つ目と3つ目を頭の中でカウントして2つ目だけを叩きます。

ンタン/ンタン/ンタン/ンタンと歌いながら叩くといいでしょう。

「タ」が叩く場所で「ン」が休符の場所です。

手順は前後の関係でいろいろと変わってきます。臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

そして必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

基本形5の動画

6. 基本形6

6つ目の形は3連符の3つの音のうち、1つ目と2つ目を休みます。

つまり3連符の3つの音のうち、3つ目だけを叩く形です。

楽譜にするとこうなります。

基本形6の楽譜

3連符の1つ目と2つ目を頭の中でカウントして3つ目だけを叩きます。

ンンタ/ンンタ/ンンタ/ンンタと歌いながら叩くといいでしょう。

「タ」が叩く場所で「ン」が休符の場所です。

手順は前後の関係でいろいろと変わってきます。臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

そして必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

動画にもしてみましたのでこちらを参考にどうぞ

まとめ

「3連符の6つの基本形」はいかがでしたか?

3連符のいろいろな形はこの先中級者や上級者になるにつれたびたび出てくるテクニックです。

3連符はブルースやロッカバラードなどのリズムを演奏する時に使います。

今のうちから少しずつ3連符に慣れておくと上達の役に立つと思います。

本文にも書きましたが、リズムを口で言いながら練習することをお勧めします。

そして必ずメトロノームを使って練習するようにしましょう。

次回は「3連符の6つの基本形の応用編」をお送りします。

お楽しみにどうぞ!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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